インストール

それでは最初にFlutterのインストールから始めましょう。 環境によってインストール方法が異なるため、注意してください。

また、Windowsで開発する場合はiOSアプリの開発を行うことはできません。

Mac

インストールに必要な必須条件

  • MacOS(64bit)
  • ディスクスペースの空き容量が700MB以上あること
  • 以下ツールがインストールされていること
    • bash
    • curl
    • git 2.x
    • mkdir
    • rm
    • unzip
    • which

1. Flutterの入手

公式サイトからflutterをダウンロードしましょう。
https://flutter.io/docs/get-started/install/macos

ダウンロードしたファイルを解凍して好きなところに配置してください。

$ cd ~/development
$ unzip ~/Downloads/flutter_macos_v1.0.0-stable.zip
※ unzip対象はダウンロードしたFlutterのファイルです。

解凍できたら、PATHを通してコマンドが利用できるようにしましょう。

$ export PATH="$PATH:`pwd`/flutter/bin"

実際にコマンドを実行して動作するのを確認できたら完了です。

$ flutter --version
Flutter 1.0.0 • channel stable • https://github.com/flutter/flutter.git
Framework • revision 5391447fae (10 weeks ago) • 2018-11-29 19:41:26 -0800
Engine • revision 7375a0f414
Tools • Dart 2.1.0 (build 2.1.0-dev.9.4 f9ebf21297)

このままだと、一時的な登録となってしまうので、永続的な登録をするのであれば、$HOME/.bash_profileに登録しましょう。

export PATH="$PATH:[PATH_TO_FLUTTER_GIT_DIRECTORY]/flutter/bin"
※ 「[PATH_TO_FLUTTER_GIT_DIRECTORY]」を実際のパスと置き換えてください。

2. Flutterの実行環境を整える。

FlutterはAndoird、iOSの2つのアプリを一括で作るため、両方の環境が必要になります。 実行環境を整えるのに便利なコマンドがFlutterにはあるのでそちらを利用して整えていきましょう。
コマンドは以下になります。

$ flutter doctor

実際のコマンドを叩くとFlutterでの開発に必要な情報を収集して診断してくれます。

問題がある場合は太字で表示されるので、それぞれ解決していきましょう。

3. iOSセットアップ

  1. Xcode9.0以降をインストールしてください。

  2. 以下のように設定することで最新のXcodeが指定できます。

        $ sudo xcode-select --switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
        

    別のバージョンを利用したい場合は、パスを設定してください。

  3. Xcodeを開いて確認するか以下コマンドにて、仕様許諾に同意してください。

        $ sudo xcodebuild -license
        
  4. シミュレータを設定する。
    以下のようにコマンドで起動するか、Spotlightなどでシミュレータを起動させます。

        $ open -a Simulator
        

  5. シミュレータを起動して**[ハードウェア]>[デバイス]**メニューの設定を確認して、シミュレータが64ビットデバイス(iPhone5s以降)を使用していることを確認してください。

4. Androidの設定

  1. Android Studioをインストールしてください。

  2. Android Studioを起動して、「Android Studioセットアップウィザード」を実行します。
    Flutterに必要な、最新のSDKをインストールしてください。

  3. エミュレータを設定する。
    エミュレータを起動するには**[Android Studio] > [Tools] > [Android] > [AVD Manager]**から**[Create Virtual Device]**を選択して新規に作成してください。
    エミュレータを作成するときは**x86**または**x86_64**のイメージが推奨されています。

実機インストール

実機インストールについてはまた別の手順が必要なため、改めて設定してください。

参考

Flutter Install

Flutter